トラブルばかり起こす患者に疲れたナース

トラブルばかり起こす患者に疲れたナース

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今までトラブルを起こす患者さんは何人もいましたが、忘れられない患者さんがいます。

その患者さんは膝の骨折のため手術目的で入院されていました。

認知症状があるため注意はしていたのですが、手術の前日夜勤で担当した際にナースステーションの前まで歩いて来て「足が痛くて眠れないので薬が欲しい」というのです。

一瞬理解できませんでしたが、歩いてはいけないし歩けるはずがないとすぐに気付き、車椅子に座ってもらいドクターに報告しました。

転倒こそしなかったものの安静が守れなかった事は私の責任です。

翌朝レントゲンを撮ると骨折部位がズレているため手術は中止となり、牽引することになりました。

牽引している間も安静の必要性をすぐに忘れてしまう為、ナースステーションから1番近い部屋に移動してもらって、みんなでかなり注意をしていました。

夜1人になると大声で奥さんや娘さんの名前を呼ぶため、その患者さんが落ち着くまで病室で付き添うこともよくありました。

何日かそのような看護が続き、いよいよ手術ができるようになったのですが、予想通り麻酔覚醒後より術後せん妄が著明に表れ大暴れでした。

安全のために主治医の指示でセデーションをかけるほどでした。

それでも翌日点滴ルートを噛みちぎり、創部に入っていたドレーンを自己抜去して血だらけの状態で発見されるような患者さんでした。

創部感染を起こさなかったことが不幸中の幸いです。

様々なトラブルを乗り越えてそろそろリハビリを本格的に始めようと言っていた頃、今まで頻繁に来られていた娘さんの来院が減り、その代わりに患者さんの奥さんが毎日来るようになっていました。

極めつけのトラブルは、まだ退院の時期すら決まっていない状態の患者さんを奥さんがタクシーに乗せて連れて帰ろうとしてしまったことです。

夕食の配膳に行くと患者さんがいないのです。

病棟のどこを探しても見つからず、病棟中大慌てでした。

すると1階の出入り口の警備員から内線があり、なんとか病院内で見つけることができ未遂に終わりました。

あとで家族の方に聞いたのですが、最近急に奥さんの認知症が進行したように思うとのことでした。

しっかりされているように見えたので、奥さんをノーマークだった事を反省しました。

こんなに次々トラブルを起こす患者さんはなかなかおらず本当に疲れました。

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2015年3月17日|